【コミュニケーション豆知識】25 <感…

【コミュニケーション豆知識】25 <感情コミュニケーション (1) >

~相手に「快」の感情を起こさせる~

前回のシリーズで、「しっかりと聴く(傾聴)」態度が、相手(話し手)の心を開き、信頼関係を築く上で重要だということをお伝えしました。相手の心を動かすことは、コミュニケーションにおいてとても大切なことなのです。

JCOが考えるコミュニケーションの最終目的は、「相手の行動(感情・感覚、実際の行動など)を喚起する」こと。

人は感情によって、次に起こす行動を選択しています。

では、人は感情により、どんな行動を起こすことが考えられるのでしょうか。

コミュニケーションによって起こる感情を仮に「快・不快」で大きく分類するとします。

話を聴いてもらってよかった、この人に話してよかった…と感じたときには、「快」の感情が湧いて来ます。すると、話し手
は、聴き手に対し信頼感を増します。相手(聴き手)との関係をより深めようとする「積極行動」を起こそうとします。

逆に、話を充分に聴いてもらえなかった、自分のことをわかってもらえなかった、と感じたときには、「不快」な感情になります。

このような場合、話し手は聴き手に対して「この人に話しても仕方がない」と感情に蓋をしてしまいます。「どうせわかってもらえないだろう」と今後は話をしない(あるいは、表面的な付き合いだけにとどめる)、という「消極行動」をとることでしょう。

より良い人間関係を構築する上で重要な事は、相手に「快」の感情を起こさせることなのです。~3級コミュニケーション講座より~(T)

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