<コミュニケーションは、「プレゼンスマネイジメント」から(3)>
~“売れる”営業マンは、ココが違う!~ (じゅんじゅん先生の授業より)
とある会社の営業マン研修のときのこと。
「プレゼンスマネイジメント」のカリキュラムの中で、受講生である営業マンの方々に「どんな風に見られたいですか?」という質問をして用紙に書いていただきました。
すぐに書ける方、なかなか書けずに苦戦する方、さまざまです。
ところが、蓋を開けてみるとおもしろい傾向があることに気づきました。
比較的すぐに書けたのは、平均的な売上成績より上~トップセールスといわれる方々。
逆に、売上成績が芳しくない方々は、書くのに苦戦していらっしゃった様子でした。
全般に売上成績が良い方がたは、お客様に対して、まず「信頼される営業マン」であろう、と決めています。そしてそれがその方の行動の指針となっているのです。
お客様にお会いしたときの表情や、服装、言動、しぐさ、すべてに至るまでその指針に沿って「信頼される営業マン」として行動するよう心掛けていらっしゃいます。
そうして地道に信頼関係を築いて行くことで、売上の向上につなげているのです。
逆になかなか書けない、のは「自分のイメージ」が決まっていないから。売れなかったらどうしよう、人脈が無いから仕方がない、と「自分」以外の要素が余計に気になってしまい、お客様との信頼関係の構築を困難な状態にしています。
もちろん100%あてはまる、というワケではなく「大体の傾向」、ということでとらえていただければ、と思います。
営業マン以外にも、マネージャーとして、講師として、上司として、さらには母として、妻として、夫としてなどなど。自分はどんな風に見られたいか? の「在り方」を意識する「プレゼンスマネイジメント」。
お仕事だけではなく、プライベートな人間関係でも少し意識することで、きっと何かが変わり始めます。~コミュニケーション3級講座より~