【コミュニケーション豆知識】18 <1分…

【コミュニケーション豆知識】18 <1分間自己紹介 (3) >

20秒のキャッチコピーができたら、これをもとに1分間の自己紹介スピーチを作ります。

この時、ショートスピーチの型であるPREP法が便利です。PREP法を意識しつつ、自分が一番伝えたいこと、大切に思っていることを掘り下げていきます。

JCO3級認定講座では、1分間自己紹介のスピーチのあと、講師と受講生全員でフィードバックします。

フィードバックの際に注意するポイントは次の9点

(1) 話の構成→PREP法に沿って構成されているか
(2) 話の内容→あるある度、へー度、おもしろい度はあるか
(3) わかりやすさ→理解しやすいか
(4) 声の大きさ→人数、広さにあった声の大きさか
(5) 話す速さ→聞きやすい速さか
(6) 間の取り方、リズムなど→聞き手に考える間を与えているか、聞きやすい話のリズムか
(7) 顔の表情→笑顔で話しているか。話す表情は豊かか
(8) 視線の向け方→視線が聞き手に向けられているか
(9) 身振りなど→ポイントになる部分などジェスチャーを使っているか

一人で行う時には、ビデオを撮って確認するのも良いかもしれません。文章を書いたら必ず口に出して練習しましょう。口に出して練習することで、自然な自己紹介スピーチになっていきます。

PREP法については、こちら→https://www.facebook.com/japan.communication.organization/posts/1430492937174317

(T) ~3級認定講座より~

【コミュニケーション豆知識】17 <1分…

【コミュニケーション豆知識】17 <1分間自己紹介 (2) >

20秒程度におさまる自分のキャッチコピーを作っておくと、大勢の方の前での自己紹介だけでなく、初対面の人との名刺交換の際のご挨拶にも活用できます。

20秒キャッチコピーの内容は次のとおり

(1) 挨拶 → おはようございます。こんにちは。など

(2) 名前 → 自分の名前プラス、会社名や肩書き、簡単な職業紹介など

(3) 自分を伝える情報 → 「現在のあなた自身を伝える情報」です。今、どんなをしているのか。仕事関係であれば、業務内容をわかりやすく。プライベートの交流会であれば、趣味や大切にしていることなど

(4) 未来の姿 → 今後、どういうことをしていきたいのか。交流会であれば、どんなことを得たいと思って参加したのか、など

(5) 挨拶 → よろしくお願いします。など締めくくりの言葉

緊張したり、なんの準備もせずに臨んだ場合、(3) ばかりをとりとめなく話して終わるパターンがよくあります。もちろん、あなたの人となりを知るには(3)の情報も必要ですが、(4) の「未来の姿」をうまく伝えることができると、交流のチャンスがさらに広がります。

あなたが持っている情報、あなたが欲しい情報を確実に伝えることで、参加者の中に「あなたと話したい」という動機が生まれるのです。

JCOが考える、コミュニケーションの最終到達地点は、「人を動かす」こと。

あなたの自己紹介で、あなたと「話したい」、「交流したい」という気持を動かすこと、それが、JCOがおススメする、自己紹介です。(T) ~3級認定講座より~

【コミュニケーション豆知識】16 <1分…

【コミュニケーション豆知識】16 <1分間自己紹介 (1) >

司会者 「では、1分間で自己紹介をお願いします」

あなた 「(心の声)え~、聞いてないよ~(焦)」

なんて事、多いですよね。

交流会やパーティなどで、必ずといっていいほどあるのが自己紹介。かつては「3分程度で」といわれることが多かったようですが、最近では「1分」が主流のようです。

「自己紹介が苦手」という方も多いと思います。あがってしまって、何を言ったら良いのかわからない。あたふたして逃げるように着席してしまう。ほかの人の自己紹介を聞くうち、「自分もそれがいいたかった」とか「あんな風にできたらなぁ」と思っても後の祭り。

これから年末年始。

望年会や新年会、異業種交流のパーティなどで短い時間でも印象に残る、「自己紹介の基本形」を準備しておくと、いろいろな場で応用が効きます。

それにはまず20秒キャッチコピーを作ってみましょう。自己紹介の核になる「一番言いたいこと」を決めておくのです。

20秒キャッチコピーの型は次のとおり。

(1) 挨拶

(2) 名前(会社名・住んでいる場所など)

(3) 自分を伝える情報

(4) 未来の姿

(5) 挨拶

この型に従って、まずは「自己紹介の核」になる20秒のキャッチコピーを作成します。(T) ~3級認定講座より~

【コミュニケーション豆知識】15 <発…

【コミュニケーション豆知識】15 <発声・滑舌練習(3) >

どんなに良い声、良い発音でも、抑揚のない一本調子の話し方では気持ちは伝わりにくいもの。

そこで、このカリキュラムでは、北原白秋の『あいうえおの歌』を題材に抑揚練習をしています。

劇団員さんもこの詩を使って滑舌練習をされるようですが、JCOの「抑揚練習」には特徴があります。

ゆっくり、はっきりと発音する。第一音を強く、“弧を描いてボールを相手に投げるよう”なイメージで。

この抑揚練習で意識することは、「山と谷」。話し方に山と谷がある方が「洗練され」て聞こえますし、「聴き心地が良い」とされています。

もちろん早口言葉も練習します。ですが、「早さ」は重視せず、「舌のさばき」と「言葉の明瞭さ」を意識します。

『発声・滑舌練習』のカリキュラムの目標は3点。

1.口と舌のさばきをよくする
2.言いにくい言葉をきちんと言えるようにする
3.言葉を明確にする、ことを目標にしています。

「えっ? 今なんていった?」と、何度も聞き返されていては、余計に小さな声になり、自信を喪失してしまいそうです。

聴き手に受け取りやすい、明るく自信に満ちた声と話し方で、あなたの印象はさらに良くなります。(T) ~3級認定講座より~

【きっかけは、3歳の長女のひと言でし…

【きっかけは、3歳の長女のひと言でした。「ママ、笑って」】~あなたと、すべての女性達へ~

恋をした。

その人の姿を見るだけで幸せだった。その人が笑っているだけで幸せだった。

恋が実り、その人と一緒にいるだけで幸せだった。ずっと一緒にいられたら、ただそれだけを願った。

やがて結婚し、家族が増えた。仕事も、家事も育児もがんばろうと決めた。

家族の幸せのために必死にがんばる自分。外でも家でも疲れ果て、何か違和感を覚え始める。

こんなにがんばっているのに、家族は、同僚は、上司は、部下は、なぜわかってくれないのだろう。

お客様の前では笑顔で応対しているのに、家族の前では鬼の形相になっている。

ただ一緒にいるだけで幸せだった人が、家でソファに寝転がっているのを見ると、怒りを覚える…

結婚をして、家事と仕事を両立している女性には多かれ少なかれ経験のあることではないでしょうか。

JCO代表理事の北平純子もその一人でした。

オフィス・コトノハの代表として、忙しく働く日々。

結婚式の司会や講演会で、マイクを握ってお客様の前に立っているときには飛び切りの笑顔を見せられるのに、家族の前では笑えない… そんなジレンマを感じていたある日、長女のひと言にハッとしました。

「ママ、笑って」

ママががんばっているのを目の当たりにしていた彼女は、甘えたいのを必死に我慢していました。でもママに笑っていて欲しい。当時3歳だった彼女は、ただそれだけを願って、悲愴な想いでママに「笑って」と訴えたのでした。

北平は、笑顔でお話を聴いてあげたい、優しいママでいたい、と思っていたのにできていなかった自分に気づき、愕然としたのでした。

そんなある日、ママ友から頼まれて開催した「話し方教室」で、こんな感想をいただいたのです。

「子どもの頃から話し方を学んでいれば、人間関係でこんなに悩まなくても済んだのに」

そうか! 素直に、フラットに、自分自身を伝える方法を知っていれば、相手も自分も傷つけることなく、自分の気持ちを伝えることができるはず。

北平自身も素直に思いを伝えることができずに、多くの人をそして自分自身を傷つけて来たのでした。

「子供の頃から話し方を学ぶ。そんな環境、授業が当たり前にあれば、もっともっと自由に語ることができるのに!」

そんな思いをカタチにすべく、北平は2013年4月、JCO(一般社団法人日本コミュニケーション機構)を立ち上げました。

JCOは、暖かい人間関係を育むコミュニケーション力の育成を目標理念にしています。

自分自身を認めて、相手も受け入れ、お互いに笑顔になれるコミュニケーション。それが、JCOの願いです。

家族の笑顔と幸せを願うすべての女性の思いを代表して、また、もっともっとJCOの活動を知っていただくために、北平は『パワーウーマンコンテスト』に出場しました。

多くの方の応援とご支援を受け、見事名古屋予選を勝ち抜き、ファイナリストに選ばれました。

来る12月2日(月)東京会場において、全国大会決勝戦に出場します。

そこでお願いがあります。このコラムをお読みくださっている、あなたのお力をぜひお貸しいただきたいのです。

パワーウーマンコンテストのweb投票にご協力をお願いします。

リンクにあるパワーウーマンコンテストのHP、画面下方の「~私が選ぶ2013年グランプリ~」のリストの中にある、

○[NAGOYA]北平純子さん

の「○」の部分にチェックをいれて、『1票入れる』ボタンをクリックしてください。

ずっと家族に恋をしているような、何もいわなくても一緒にいるだけで笑顔になれるような、そんな温かい人間関係を育むコミュニケーション力をあなたもJCOで学んでみませんか?(T)

http://powerwomen.jp/contest/kiyoki.cgi

【JCO×コトノハ 望年会のお誘い】 ハ…

【JCO×コトノハ 望年会のお誘い】

ハイ。「望」年会です(笑)

一般社団法人日本コミュニケーション機構(JCO)の講座受講者さんや認定講師、オフィスコトノハスタッフ、そしてお客様やお友達の皆様。お友達のお友達もご参加いただけますよ。

会場は、素敵な素敵なお店エルダンジュNAGOYA。 名古屋駅から徒歩で行ける便利な場所です。

個人的には出席者にプレゼントされる「コミュニケーション分析」結果とプチセミナーが楽しみです。

参加費は5000円(事前振込)
申し込み締切は12月10日です。

詳細は、イベントページをチェック!

私ももちろん参加します。コラム書いてるのはどんなヤツなんだ? と興味のある方はぜひご出席を~ww
参加ボタンをポチっとしてください。(T)

https://www.facebook.com/events/545817735501427/?source=1

【コミュニケーション豆知識】14 <発…

【コミュニケーション豆知識】14 <発声・滑舌練習(2) >

「いい声」のためには口のカタチも大切です。 伝わりづらいという時、口がしっかり開いていない場合もあるからです。

今日は、口のフォームを整える練習をしてみましょう。頬の筋肉を使うので、小顔効果やアンチエイジングにもオススメですよ。

まずは、「あ」の口。「あ」は口をたてに大きくあけます。目安としては口の中に指がたてに2~3本入るくらい。

「い」は、口を横に引っ張ります。「う」は口をすぼめて、「え」は口角を上げます。「お」は頬の筋肉を収縮させて。

「い」と「え」のカタチが曖昧な場合には、「“え”は笑顔の“え”」と思い出してみてください。

発声練習の際のポイントは、口だけでなく、頬(表情筋)もしっかり動かすことです。

実際の発声練習は、「あ・え・い・う・え・お・あ・お」の母音順で、「あ行→か行→が行→が行(鼻濁音)…→わ行」まで行います。

早口言葉ではないので、早くする必要はなく、一音一音ゆっくり丁寧に音を置くイメージで発声していきましょう。(T)~3級認定講座より~

【コミュニケーション豆知識】13 <発…

【コミュニケーション豆知識】13 <発声・滑舌練習(1) >

「いい声」を出すとき、まず大切なのは腹筋。 

ということで、このカリキュラムでは腹式呼吸法の練習をします。

まずは、姿勢を正しく、肩の力を抜きます。緊張して、どうしても肩に力が入ってしまう時は、肩をできるだけ耳に近づけて、「ストン」と力を抜いて肩を落とす。これを数回繰り返しましょう。リラックスしている時に一番「いい声」が出ます。

片手の手のひらをおへその少し下あたり、下腹部にあてます。ゆっくり口から息を吐きます。全部吐ききったら、ゆっくり鼻から息を吸います。このとき吸った息をお腹の底にためるイメージで。

全部吐ききったら、自然に鼻からゆっくりと息が入ってくるのを感じます。その息をお腹にためる、その息を吐く、を繰り返します。

この時、頭の先からつま先まで1本糸が通っているつもりで。頭の先は宇宙へと、つまさきは地球の中心につながっているイメージをもつと良いでしょう。

次に発声練習。

腹式呼吸の吐く息に声をのせる感じで、ゆっくりと「あ、あ、あ、あ、あーーーーーー(息が続くまで)」と声を出します。

「あ」を4回言ったあと、息を吸って「あーーーーー」と最後に続けます。このとき何秒続くか計測してみましょう。

男性なら30秒、女性は20秒を目標に。「吐く息に声を載せる」という経験がないと10秒ほどしか続かないこともあります。

最初は短くてもOKです。何度も練習していくうちに、少しずつ長く「息に声を載せる」ことができるようになります。(T)~3級認定講座より~

笑って最期を迎えるために ~1000人の…

笑って最期を迎えるために ~1000人の患者を看取った医師が実践している傾聴力~ <大津秀一著>

話を聴くということが、心を癒すだけでなく、身体の病も癒すことができるとしたら…

著者は緩和ケア医として、終末期や緩和医療の現場に勤務し、これまでに1000人もの患者さんを看取っています。その経験から、患者さんの話を聴く際の「傾聴力」が非常に重要であることを説いています。

ある終末期の患者さんが、医師の適切な傾聴によって心が癒され、穏やかな最期を迎えられた話しなど、実話であるがゆえに圧倒的な説得力があります。

また患者さんの壮絶な心模様と、癒される過程での変化にも注目です。

自分の死期が近づいていることを知りつつも、受け入れられないでいる状態から、少しずつご自身の病を受け入れて行き、最期には「良い人生だった」と思えるまでに至る過程に、傾聴が大きな役割を果たしています。

本著では、話が聴けない人の特徴として、「話が聴けない人ほど、時間が足りないせいにします」としています。傾聴力は、スキル(技術)だけでは通用しません。心も伴っていなければ、十分に「話を聴く」ことができないのです。しかしながら、「心」だけがあっても、「技術」が未熟であれば、真心は伝わりません。

常に「死」と向かい合わせで「傾聴」をしている著者の言葉には、覚悟と凄みがあります。

日常生活ではそこまで「切羽詰った」状態で話を聴くことは少ないかもしれません。

人生は「一期一会」。今日が最後の一日であったら、これが最後の瞬間であったら、と「一緒に過ごす時間を大切」に思いつつ、目の前の相手に向かい合う。

そんな風に過ごすことができたら、よりよい人間関係を構築することができるようになるのではないかと思うのです。

自分も相手も大切にして、ひいては「良い人生だった」と笑って最期を迎えられる。そんな風に生きていけたら良いな、と思っています。

理論だけでなく、実例も豊富で傾聴についてわかりやすく説明されているのですが、患者さんの実例を読みながら、自分自身の人生についても振り返る…そんな機会を得た気がします。(T)

『1000人の患者を看取った医師が実践している 傾聴力』<大津秀一著 大和書房>

【コミュニケーション豆知識】12 <よ…

【コミュニケーション豆知識】12 <よりよい人間関係は“聴く”ことから(5) >

「聴くときの心構え 7つのポイント」(後編)

今日は、ちゃんと聴くために必要な、7つのポイント5.~7.をお伝えします。

5. 正しく理解しているかどうか確認する

相手の話を聴いて理解することは、容易ではありません。例えば、いじわるされたなどの話を聴いて、「ツラいと感じているのですか?」と言葉で問いかけてみる。すると相手は、「ツラいというより悔しいです」と答えるかもしれません。(タイミングを見計らって)相手の言葉を繰り返したり、自分(聴き手)が感じたことを言葉で言い表し、伝えてみましょう。自分が感じたイメージと相手の感情を照合することができます。

6.相手の全体に気を配る

相手(話し手)の言葉だけではなく、声の調子や顔の表情や目線などを観察することで、より深い理解の助けになることがあります。「大丈夫ですか?」という質問の答えが「大丈夫です」だった。その時、声に張りがなかったり、目が泳いでいたり、顔色が悪かったりしたら、もしかしたらあまり「大丈夫」ではないのかもしれません。

7. 自分を客観的に見る

話し手が感情的になってしまうことがあります。思いがあふれて泣いてしまったり、取り乱してしまうとか。そんなとき、自分自身(聴き手)はどう感じているのか客観的に観察することです。話し手の感情に巻き込まれてオロオロと慰めたり、動揺してしまったときでも、その気持ちを忘れたりごまかしたりする必要はありません。ただ「あぁ、動揺しているな~」と冷静に俯瞰して自分を感じてみることです。

以上が、話を聴くときの心構え7つのポイントでした。

ところで、話を聴くときに「解決しようとしない、アドバイスしない」で、問題解決になるのか? という疑問もあるかもしれません。

話を聴く効果のひとつに、「カタルシス効果(自己受容)」があります。もやもやとした気持ちがすっきりする、というもの。話しを聴くことで、根本的な問題解決にはならなくても、話し手自身の気持ちがすっきりすることによって、隠れていた本題が見えたりすることがあります。さらに問題解決の糸口を「話し手自身が自分で見つけられる」ようになります。

話を聴くときには、「自分で解決する力が話し手自身にある」と、話し手を信じる気持ちを根底に持っていることが大切です。(T)